S/N 103 再製作
MONACO MEISTER SERIES
AYRTON SENNA は
フォーミュラー・ワン・グランプリの中でもっとも難しいといわれるモナコ・グランプリで6勝を成し遂げました。この記録は現在でも破られていません。セナのモナコ・グランプリにおける強さは私が説明する必要はないと思います。それほど、皆さんの記憶に残っているグランプリでした。そこで、長年の構想を実現することにしました。
MONACO MEISTER AYRTON SENNA のMONACO GP すべてのマシーンを再現します。TAME
のキットを使って他の GP 仕様を MONACO GP
仕様に変更します。ボディの改造、デカールの変更等で再現します。専用のアクリルケースも注文しました。

TMK 166 McLAREN FORD MP4/8 EUROPEAN GP 1993 1/43 →
MONACO GP MONTE CARLO


部品点検。サイド・ポンツーン前の整流板の改造が必要です。デカールついては大きく異なり、変更点が多いです。現在までに製作した経験があるので、モナコ仕様は研究済みです。細かな追加パーツと
Z model のシートベルトを使用します。
下地処理をしました。このモデルはサイド・ポンツーン前の整流板が特徴ですが、キットを素で組み立てると全くバランスが悪く極端に後ろ側に移動してしまっています。そこで取り付け位置の修正から始めます。
資料を参考に見てみると取り付けステイの位置が全然違っていました。整流板前方のステイの位置は、フロント・サスペンション・アッパー・アーム後方の取り付け部分の直後にありました。また、整流板後方の取り付けステイの位置は2種類あり前期型はサイド・ミラーの真下にあり、後期型はサイド・ポンツーン前にありました。モナコ・グランプリは前期型になります。
そこで、整流板を全体的に前方へ移動させるわけですが、問題が発生します。
先ず、整流板の前方下側がフロント・サスペンションのロア・アームに干渉してしまいます。素の状態でも整流板には干渉しないように切り欠きがありますが、前方に移動するため全く役に立ちません。そこで、干渉しないように切り欠きを大きくするしかありません。ところが資料によると、実車の整流板には切り欠きはありません。つまり、問題は整流板ではなく、フロント・サスペンション・ロア・アーム側にあることがわかります。
修正1点目は整流板の切り欠きを切断して実車と同じ形状にしました。
修正2点目は整流板が干渉しないように、フロント・サスペンション・ロア・アーム後方の取り付け位置を前方に移動しました。
修正3点目はロア・アームの取り付け位置を前方に移動したためアーム自体の長さが長くなりました。そこで、取り付け位置の部分を彫り込み長さを調節しました。

左側のフロント・サスペンション・ロア・アーム後方の位置を前方に移動しました。

整流板の切り欠きを切断してヤスリがけをしました。また、キットの型に填めてベンドを付けました。

整流板の大きさを確認しました。

右側のフロント・サスペンション・ロア・アーム後方の位置を前方に移動しました。

フロント・サスペンション・ロア・アーム後方の取り付け位置を、長さを調整するため彫り込みました。

整流板の左右の大きさを修正しました。

偶然に修正しなくても、整流板後方の取り付けステイの位置がサイド・ミラーの真下に来るようになっていました。



整流板のバランスと位置を確認して、左側整流板と取り付けステイを固定しました。





同様の方法で、右側の整流板も製作しました。

ステイが固定された整流板です。

試行錯誤で穴を開けました。




バリ取り、穴開け、筋彫り、肉削ぎ、#400ペーパーでボディカウルを整えました。


フロント・ノーズ周辺の穴開け状態です。

整流板取り付けステイのはみ出た接着剤を取り除きました。


コックピット前のアンテナを取り付けました。

オイル・クーラー空気取り入れ口取り付け。

アンダートレー下面に整流板を取り付けました。

フロント・ウイング翼端板内側と整流板のカーボン・デカール(STUDIO27) の型取りをしました。



フロント・ウイング組み立て。

フロント・ウイング取り付けました。

タイヤのトレッド面を#180ペーパーかけをしました。




リア・ウイングを組み立てました。


サイド・ミラーにステイ、Z model ミラー枠を取り付けました。

コックピットを組み立てました。

サスペンションを組み立てました。

ホイールを組み立てました。

サイド・ミラーを白で塗装しました。

フロント・ウイング・ガーニー自作しました。

サイド・ミラー・ステイを黒で塗装、ミラー面をメタリック・シルバーで塗装。

サイド・ミラー完成。




アンダートレー、サスペンション、コックピット、ホイールにつや消し黒を吹きました。

サスペンション製作しました。

タイヤ・マーキングを吹きました。



アンダートレーに STUDIO27 のカーボン・デカールを貼りました。

タイヤ・ホイール完成しました。

カーボン・デカールにクリアを塗装しました。


TAMIYA ホワイトサーフェイサーを吹きました。


下地の白を吹きました。


マスキングをしました。


蛍光赤を吹きました。


マスキング・テーを剥ぎ、乾燥中。
MP4/5, MP4/5b, MP4/6, MP4/7, MP4/8

マスキングをしました。

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つや消し黒を塗装しました。

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マスキング・テープを剥ぎ取りました。

サイド・ミラー取り付け、墨入れしました。


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デカールを貼る前にクリアを軽く吹きました。
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フロント・ウイング翼端板内側及び整流板につや消し黒を塗装するためマスキングをしました。
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つや消し黒とそうしました。
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マスキング・テープを剥ぎ取りました。
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STUDIO27 カーボン・デカールを貼りました。
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リア・ウイングに STUDIO27 カーボン・デカールを貼りました。
MP4/5, MP4/5b, MP4/6, MP4/7, MP4/8
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ブレーキ・キャリパー・デカールを貼りました。
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ホイール・デカールを貼りました。
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整流板にデカールを貼りました。
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ボディカウルにデカールを貼りました。
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リア・ウイングにデカールを貼りました。
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Z model シートベルトを取り付けました。
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ステアリング・ボタンを自作しました。
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ウインドウ・スクリーンを自作しました。

1回目の「精密屋」ウレタンクリアを吹きました。
1週間程度乾燥します。

#2000ペーパーで研ぎ出ししました。





2回目の「精密屋」ウレタンクリアを吹きました。

1週間乾燥させました。





#2000ペーパーで表面を研ぎ出ししました。
50ミクロン粒子コンパウンドで磨きました。。
0.5ミクロン粒子コンパウンドで仕上げました。

ボディカウル全体にリベット打ち用穴を開けました。


左上4箇所、右上4箇所、Z model リベットを打ちました。


左下3箇所、右下3箇所、Z model リベットを打ちました。

フロント・ノーズに1箇所、Z model リベットを打ちました。

キル・スイッチを取り付けました。

オンボード・カメラを取り付けました。

Z model エア・バルブを取り付けました。


コックピットを取り付けました。

ボディカウルが完成したので、アンダートレーを取り付けます。

オンボード・カメラ取り付け部分に白のデカールを貼りました。




リア・ウイング、アンダートレーを取り付けました。



サイド・ポンツーン前の整流板を取り付けました。

サスペンションを仮留めしました。

サスペンションを取り付けました。


フロント・サスペンション・アッパー・アーム取り付け部分に Z model サス・ベースを取り付けました。

ステアリング・ロッド自作しました。0.5mm鉄線の付け根に内径0.53mm、外径0.7mmの真鍮製パイプを取り付けました。



タイヤ・ホイールを取り付けました。

Z model ミラー面エッチングパーツです。


Z model ミラー面エッチングパーツを取り付けました。

Z model F1用ホイール・ロックナットです。




Z model F1用ホイール・ロックナットを取り付けました。


ホイール・ロックナット左側に赤、右側に青を塗装しました。
TAMIYA MODELING WAX をかけました。
完成。









どう見てもリア・ウイングの高さがおかしいので修正しました。









McLAREN FORD MP4/8 1993 SN 93 2010.06.08.
MONACO MEISTER AYRTON SENNA
MONACO GP MONTE CARLO
2010.06.17.
解体
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